Q.01
塩化銀板とは
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塩化銀板とは
塩化銀(AgCl)は電池用電極や生体微弱電位の検出等に使用されています。
塩化銀板とは、その塩化銀を溶解・圧延し、板状に加工したものです。
当社の塩化銀板は、主に電池用電極に使用されています。
塩化銀は感光性やイオン化傾向の特性から高い製造ノウハウを必要とします。
大北製作所は、その塩化銀板の製造技術を有する数少ないメーカです。塩化銀板のできるまで
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1.粉体化
銀塊から塩化銀の粉体を生成します。
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2.溶解
粉体を加熱し、溶解します。
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3.インゴット成形
溶解した塩化銀を型に流し込んで、インゴットを成形します。
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4.圧延
インゴットを目的の厚みに圧延します。
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Q.02
溶接構造アルミ・SUSケースとは
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溶接構造アルミ・SUSケースとは
当社では、ステンレス、アルミなどの薄板(0.1~1.5mm)をプレス機で曲げ加工し、YAGレーザー溶接機・TIG溶接機・抵抗スポット溶接機で溶接をして、様々な形状の金属製ケースを製造しています。
溶接構造アルミ・SUSケースとは、当社が製造したアルミケース、ステンレスケースの総称です。
当社が製造した溶接構造アルミケース・ステンレスケース(SUSケース)は、主に、リチウムイオン二次電池などの電池ケース(容器)として使用されています。
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Q.03
Heリーク試験とは
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Heリーク試験とは
Heリーク試験とは、He(ヘリウム)ガスを使用して気密漏れがないかを確認する気密検査の一つです。
Heリーク試験は、気密検査の中で最も信頼性が高いとされています。
大北製作所では、お客様のご要望により、製造した製品1つ1つにHeリーク試験を実施しています。 -
Q.04
大北製作所の外観検査
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大北製作所の外観検査
外観検査とは、目視による製品の外観(見た目)を確認する検査です。
切断面にできるバリ、プレスなどのよる打痕や疵、塗装のはがれや汚れ、製品の歪み、組立不良、溶接不良などが無いかを一つひとつチェックしています。
大北製作所では、品質検査の一つとして外観検査を行っています。
一口に目視と言っても、裸眼で確認する場合もあれば、ルーペや拡大鏡、顕微鏡を使用する場合もあり、製品に合わせて検査を行っています。
また、目視だけに頼らず、バリや疵など、指にひっかかりがないか見ただけでは判断つかないところも感触を確かめながら検査しています。
大北製作所では、極めて厳しい外観重視の製品にも対応可能です。 -
Q.05
大北製作所の寸法検査
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大北製作所の寸法検査
寸法検査とは、製品の各部位が、お客さまのご要望のサイズ(規格範囲)に収まっているかを確認する検査です。
大北製作所では、品質検査の一つとして寸法検査を行っています。
検査する部位に合わせてノギス、マイクロメータ、ハイトゲージなどを使用して検査しています。
※検査器具は、定期的に校正を行って管理しています。 -
Q.06
大北製作所の引張試験(ひっぱりしけん)
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大北製作所の引張試験(ひっぱりしけん)
引張試験(ひっぱりしけん)とは、試験片を用いて、軸方向に引張加重を加え、試験片が変形・破断する様子を測定する事で、強度などを測定する検査です。
大北製作所では、品質検査の一つとして、お客様のご要望に応じて、電子式万能引張試験機よる加重5tonまでの引張試験を行っています。 -
Q.07
大北製作所の硬さ試験
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大北製作所の硬さ試験
硬さ試験とは、物質の硬度を調べる試験です。
硬さを調べるにはいくつか方法がありますが、当社は試験片を用いて、試験片に一定荷重を加えてできた圧痕(くぼみ)の対角線の長さから測定するビッカース硬度を測定しています。
大北製作所では、お客様のご要望により、主に焼鈍を行った材料や製品などに対する品質検査として硬さ試験を行っています。
当社では、微小硬さ試験機を使用していますので、微小領域のビッカース硬さ試験が可能です。
試験力範囲は、98.07~9807mN
試験片サイズ上限は、高さ95mm、奥行150mm までとなっています。
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Q.08
大北製作所の浸透検査
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大北製作所の浸透検査
浸透検査とは、浸透剤を使用して、材料または製品の表面に傷(クラック)がないかを確認する検査です。
その方法に蛍光液を浸透剤として使用する蛍光浸透探傷試験があり、検査は、暗室にて紫外線を当てて行います。
また、検査後は、材料または製品に付着している浸透剤をきれいに洗い流します。
大北製作所では、品質検査の一つとして、お客様のご要望に応じ、蛍光浸透探傷試験を行っています。